冬の話

Best early collection2002-2004

Best early collection2002-2004

つばき/Best early collection2002-2004
5曲目の「冬の話」という曲。

誰も居ない暗い部屋で 色んな事を考えていた
生きる事とか死にゆく事や 自分の価値やあなたの事を
出るはずもない答えだからさ 明日になれといつも思うよ
目を閉じたら思い出してしまう あの日の事を

自分はあの日、は確実にあの日、で
11月なのにものすごく寒い日で
澄み切った青い、冬の色をした空を思い出す。


だからね、この曲はダメなんですよ(苦笑)


「思い出は 返さない」という表現に、ハッとした。
忘れない、じゃなくて、返さない。
言われてみれば、そうだな。
その人と共有してる思い出なら、尚更のこと。
忘れる、だと心のどこかに、まだその最初の状態、で残っているって感じだしね。
そのままの状態で、残れるわけ、ないし。
生きてるからね。自分は。
本当は全部抱えていきたいけど。


最後の死んだら笑って忘れてくれよ、っていうのは一色君の優しさなのかもしれないと思う。
残されて、全部返さずに生きていくことって、本当にすごく残酷な道だと思う。
そういう道を生きてるからこそ、忘れてくれよと言えるんだと思う。




いろんな思い出がフラッシュバックする曲なんだけど
それを抜きでも大好きだと思える曲だし
自分が思い出を返さない為、枯らさない為に、聞き続ける曲なんじゃないかなと思う。
多分、ずっとずっと大切な曲。