溶け出した感情と記憶

心というものを説明しろ、と言われても困ったもので。
(さっきの講義の名残)



私は心が人より薄いって言ってもよくて。
心で感じる、と言うのはあまり無いと思うんだな。
いつも感情だけが突っ走る。
そしてその感情の意味が分からないから混乱する。


後でよく、それは悲しかったね、とか、腹立たしかったでしょ?とか言われて気付く。
その時に、初めてあぁそっか・・・と思って、ようやく説明つけれるし、納得するんだな。
「それ」に自分で名前を付けられないんだな。




「心」というものが仮に「理性」とか「価値観」というものが、「感情」というものの引き出しを開けるものだったとする。


私の引き出しはいつも半開きで、そのつもりで開けた場所に違うものが入っていて
引き出し自体も相当開かないガタガタな引き出しで。
何とか正常の感覚に近づけようと、引き出しをいつもひっくり返して奮闘して、何とか見つける。
その繰り返しなわけで。


その場合、開かない方が悪いのか、開けてしまう方が悪いのか、どっちなんだろねと言う話。
どっちにしろ正常な働きをしてないということに変わり無いんだがな。


難しいね。